40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ドル/円】 100円台回復、約4年ぶりのドル高・円安水準へ

発行済 2013-05-13 08:15
更新済 2023-07-09 19:32

ドル/円相場は、101円台後半まで値位置を切り上げる展開になっている。4月上旬から1ヶ月以上にわたって90円台後半でのボック相場を形成し、100円の節目をブレイクできない展開が続いてきた。しかし、日本のゴールデンウィーク明け後は主にドルサイド主導でドル高・円安を一段と押し進める動きが強まり、約4年ぶりの円安水準を更新している。

総じて良好なリスク投資環境を背景に高利回りの資産に対する需要が膨らむ中、安全資産としての米国債に対しては売り圧力が強くなっている。10年債利回りは一時6週間ぶりの高水準に達しており、ドル/円相場が100円の節目をブレイクする原動力の一つになっている。世界の中央銀行が改めて追加緩和対応を迫られる中、米連邦準備制度理事会(FRB)に関しても資産購入プログラムの「減速」のみならず「加速」の可能性が指摘されている。ただ、マーケットは米国の金融緩和政策は既にピークを脱したとの見方に強く固執しており、特に米国の量的緩和政策が長期化するようなリスクは織り込まれていない。このまま米金利が一本調子に上昇するかは疑問視しているが、ドルが買われ易い地合にあるのは間違いない。

一方、円サイドでは特に目立った材料が見当たらない。既に日本銀行サイドの円売り材料は出尽くしたとの見方もあるが、このまま着実に資産購入プログラムが実施されれば、ドル高・円安トレンドが修正を迫られることはないだろう。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でも、円安批判の議論は盛り上がらず、円安傾向にブレーキが掛かる理由は見当たらない。100円台での値固めから緩やかなペースで一段高を試す方向になるだろう。米金利低下が目先の調整リスクになる。

今後1週間の予想レンジは、100.00~103.50円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます